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2024年8月9日

夏にぴったりけずりいちご【玉山うるおいイチゴ園】

凍ったふわふわ夏イチゴが 新感覚のひんやりスイーツ

 

今年も暑い盛岡の夏。カキ氷やアイスクリームもいいけれど、オススメは「玉山うるおいイチゴ園」の「けずりいちご」。

農園で育てた完熟の夏イチゴ「すずあかね」を凍らせて、スライサーで向こう側が見えるほど薄くスライスしています。ふわふわだけどシャリシャリの食感と、爽やかな酸味、適度な甘味のバランスがクセになるスイーツです。

そのままでもおいしいですが、セットの練乳ポーションをかけると甘さとコクが加わります。自分流の食べ方を探すのも、食べる楽しみの一つ。また、イチゴにはビタミンCやクエン酸など疲れやすい夏に必要な栄養素が含まれています。おいしく食べて、栄養も補給できるけずりいちごは、まさに夏にぴったりです。

販売は園長の菊地潤さん自らが担当。週に1度、デパートや公園などにキッチンカーで出店しています。

そもそも映像制作会社のディレクターだった菊地さん。農家を取材したことがきっかけで農業に興味を持ちました。2017年、農業法人での修業を開始し、2021年に独立。

「いろいろな作物の中でイチゴが好きだったので、栽培するならイチゴと決めていました。中でも夏イチゴのすずあかねを選んだ理由は、粒が大きく、ジューシーで味が自分好みだったからです」。

現在はビニールハウス4棟で約8000株を栽培。農業に従事して7年が経ちますが、年々変化する天候からイチゴを守るため、日々、水やりや肥料の構成などを研究し栽培技術を磨いています。

イチゴの販売は対面や通販がメイン。注文があれば、洋菓子店やジェラートショップなどに卸してもいます。ちゃんと酸味を感じられる夏イチゴはホイップクリームやチョコレートなど甘い食材との相性も抜群です。

「イチゴは冬に実るのでは?」と思う方も多いかもしれません。消費が一番多いクリスマスシーズンに合わせて、冬イチゴを栽培する農家が多い日本では珍しいですが「ミカンに冬ミカンと夏ミカンがあるように、イチゴにも甘みの強い冬イチゴと酸味と甘味のバランスを楽しむ夏イチゴがあります」と菊地さん。

需要はあるけれど生産量が少ない。そんな希少な国産夏イチゴを専門に栽培しているのが玉山うるおいイチゴ園です。

「甘酸っぱい夏イチゴそのものの味を、ぜひ味わってもらいたい。きっと好きになってもらえるはずです」。

食べやすいスイーツで魅力が詰まった夏イチゴをもっとたくさんの人に知ってもらい、いつかは盛岡の特産物に。菊地さんの夢への一歩が始まっています。

けずりいちごはキッチンカーでのみ販売。在庫状況により自家製イチゴと他農園の国産イチゴを合わせて使う場合があります。農園でのイチゴの直接販売は予約制。2025年4月の開業を目指す「道の駅もりおか渋民」でも販売する予定です。

詳しい出店先や日時、購入方法はInstagramまたはFacebookをご覧ください。

 

【店舗情報】
玉山うるおいイチゴ園 岩手県盛岡市渋民 字大前田47-3

WebsiteFacebookInstagram

 

この記事を取材したライター

write a light

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盛岡市に拠点を置く企画・制作会社。各地の「光」を掘り起こし「書き」残したいという想いから、2012年に設立。現地へ足を運び、対話し、肌で感じた魅力を言葉とデザインに落とし込むことをモットーに、岩手県内外の制作を手掛ける。印刷物、WEB、動画、ノベルティ、その他商品開発やイベント企画など、制作場面での幅広い実績を持つ。

岩手・盛岡の食と農業に関わる取材も数多くおこなってきました。盛岡の食の新しい魅力を発見し、みなさまに伝えます。

盛岡市に拠点を置く企画・制作会社。各地の「光」を掘り起こし「書き」残したいという想いから、2012年に設立。現地へ足を運び、対話し、肌で感じた魅力を言葉とデザインに落とし込むことをモットーに、岩手県内外の制作を手掛ける。印刷物、WEB、動画、ノベルティ、その他商品開発やイベント企画など、制作場面での幅広い実績を持つ。

岩手・盛岡の食と農業に関わる取材も数多くおこなってきました。盛岡の食の新しい魅力を発見し、みなさまに伝えます。

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