
1月の新井先生の教室は~盛岡産冬野菜で作る和食中心の料理~ がテーマ。
毎度好評の「もりおか 食の輪 クッキングセミナー」も4回目を迎えました。
今回講師を務めるのは新井尚美先生。
メイン食材の津志田芋のほかにも、椎茸や調味料として加えたマッコリも盛岡で作られたもの。
今まで開催されてきたクッキングセミナーの中でも、使用した盛岡食材の種類は最多となりました。
津志田芋と鶏肉の旨辛煮は調理中からぐつぐつと煮込む音、そして美味しそうな香りが部屋いっぱいに広がる一品です。
津志田芋は通常の里芋よりも粘り気があり、コチュジャンの辛味がよく絡むそうです。
そして、今回一番注目された盛岡産食材・原木しいたけを一緒に煮込んでいきます。
軸が太いのが特徴の原木しいたけ。
生徒の皆さんも「こんな軸が太いしいたけは初めて見た」とびっくりしていました。
白菜といかくんのもりもりサラダはさっぱりした味わいの副菜になっています。
白菜やニンジンの野菜の他におつまみのいかくんを加えて、シャキシャキとした食感と柔らかい食感を同時に楽しめます。盛岡産のりんごを使ったりんご大福では先生自らおもちを切るときのコツを教えてくださいました。
菜箸を使って切ると上手にできるらしいと、早速実践。
みんな大きめのりんごをもちで包むのに悪戦苦闘していました。
おもちに赤の食紅を加えると、仕上がりがうっすら桃色になり、かわいい見た目のりんご大福が完成します。
ひな祭りなどでアレンジして作ってもおもしろいかもしれませんね。
最後は野菜のちらし寿司を作りました。
ちらし寿司と言ったら魚のイメージですが、今回作ったものは魚を一切使用しないため、生魚が苦手な人にも食べやすい料理になっていました。
受講生の皆さんの心を一瞬にして掴んだ盛岡産原木しいたけと津志田芋はなかなかお店で出会えない食材です。
「うまみの塊」と言われている原木しいたけと粘り気抜群の津志田芋。
「産直やスーパーで見つけたら買ってみたい!」参加した皆さんからこんな声が上がりました。
知らなかった盛岡産食材を新たに知り、皆さんと驚きを共有できてとても楽しい時間でした。
レシピはこちら♪
ぜひご自宅で試してみてくださいね。
津志田芋と鶏肉の旨辛煮
材料(4人分)
- 津志田芋 500g(正味500g程)
- 鶏もも肉 1枚(350g1口大に切る)
- 生姜すりおろし 1片分 ・・・Ⓐ
- にんにくすりおろし 1片分 ・・・Ⓐ
- 原木椎茸 1パック(そぎ切り)・・・Ⓐ
- 長ねぎ 1本(斜め切り) ・・・Ⓐ
- コチュジャン 大さじ2 ・・・Ⓑ
- マッコリ(または酒や甘酒)大さじ2 ・・・Ⓑ
- お好みで砂糖 小さじ1 ・・・Ⓑ
- 鶏ガラスープの素 小さじ1/2
- ごま油・白炒りごま 適当
作り方
- 津志田芋は皮をむいて食べやすい大きさに切る。
- 鶏肉はⒶをよくもみ込んで下味を付ける。
- 鍋にごま油とⒷをあわせ入れて中火で軽く炒める。続いて2.の鶏肉を加えさらに炒める。肉の色が変わったら①と椎茸も加え混ぜながら調味料を絡める。
- 3.に湯をひたひたに注ぎ(約1カップ)鶏ガラスープの素を加えて落し蓋をし15分煮て火を通す
- 4.の汁が少なくなり、とろみがついたら長ねぎを加える。お好みでごま油を最後に加え器に盛って炒りごまを散らす。
★こちらのレシピは、もりおか食の輪フリーペーパー最新号(1月刊行)にも掲載されています。この機会にぜひご覧くださいね♪