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つながり紹介

〜6次化物語 人とつながることで、新しいことが生まれる。〜

「盛岡地産宝食彩菓プロジェクト」

南野正直さん[農事組合法人となん]
似内大作さん[砂田屋]
八重樫学さん[マイスター日の本]

生産者の農事組合法人となん、流通に関わるマイスター日の本、そして、お菓子づくりの砂田屋。業種の異なる方々が力を合わせ「盛岡 豆っ米(まめっこ)」というお菓子が出来ました。は商品開発のキーマンに、誕生までのお話を聞きました。

― このプロジェクトの始まりは、どのようなことがきっかけに?

南野正直さん

南野正直(以下、南野):始まりは、ここにいるマイスター日の本の八重樫さんとの出会いですかね。うちの米粉を使ってくれるお菓子屋さんはないでしょうかと相談したところ、ご紹介いただいたのが砂田屋さんでした。うちは材料となる米はあるんですけど、どこにどういうお菓子を作ってもらうかということになるとルートがない。八重樫さんと出会うことで、このプロジェクトは動き始めました。

八重樫学(以下、八重樫):弊社は米粉卸しが仕事なんですが、農事組合法人となんさんからお米を仕入れることになった時に相談を受けました。産地を調べると「都南地区」まで絞れることがわかったため、同じ地区に店を構えている砂田屋さんがいいなと思い、一緒にやりませんか?と声をかけさせていただきました。

似内大作(以下、似内):うちは元々、県内食材を使ったお菓子を作るというのがメインテーマにしてきました。同じ都南地区の方が声をかけてくれたのだし、では一緒にやりましょうと言う感じでした。せっかくやるんだったらもう米粉だけじゃなくて、盛岡市の他の食材も使って、もうちょっと濃度を上げたお菓子を作ろうということになりました。枝豆と黒平豆を使って、2種類の味を作ろうという話になりました。

皆さん業種も違います。違うだけに商品化に苦労もあったのでは?

南野:苦労したのは似内さんなんじゃないですか?実際のお菓子を作るのは似内さんだし。お菓子のイメージに合ったパッケージデザインとか全部やってもらった。そう言う意味では、似内さんに「おんぶにだっこ」でしたね。

似内大作さん

似内:今までも県内の様々な生産者の方とコラボして商品を作ってきたので、誰かと何か新しい取り組みを始めるってことに対しての抵抗感がないんです。何回も会って、打ち合わせもさせてもらいましたが、意思疎通もしやすかった。「おんぶにだっこ」なんて
事はなく、お互いに相談することもあったし、協力し合う関係が自然に築かれました。今までと違う枠組みでしたが、それぞれの持ち場で、それぞれが専門性を発揮し、自分で出来ない部分を助けてもらったという思いのほうが強いです。

南野:黒平豆と枝豆の調達をどうするかという問題はちょっとあったんですけど、我々も農家の団体なので、そういうルートは持っているんです。黒平豆に関しては、玉山地区で生産されていますが、ただ全体量がありません。少ない今年(2019年)からは、農事組合法人となんが、枝豆や黒平豆を生産させてもらいます。生産者側も、ただ作って市場に持って行けばいいというのとはまた違う感覚。直接商品に結びつくことでやりがいになります。

八重樫:市場に出すっていうのも大事ですけども、自分たちで付加価値をつけて、商品にすることが農業においても大事だと思います。その商品が売れることによって、生産者さんにも適正な金額をお支払いすることが出来るし、「盛岡ブランド」っとして、外に発信して行く事も出来ると思うので。そういう枠組みが作れるのが、6次化の取り組みの一番いいところなんじゃないかなって思います。

商品の出来栄え、反応はいかがですか?

似内:ひらめきタイプなので、開発には正直そんなに時間はかからないです。お菓子のイメージはもともと頭にあったので、その理想に近づけていくために、パズルのピースをはめるように合わせていく作業です。「開発に何年かかりました!」とか言いたいところなんですけど(笑)

南野:モナカの皮の中にサブレで、盛岡産の米粉と豆を入れてもらいました。「豆っ米」の特徴は食感ですね、サクっていう食感。サブレ系のサクっていう食感と、モナカのサクっていう感じがとても合う。面白いお菓子を作っていただきました。

似内:2019年3月に東京の上野で販売したんですが、食べた事のない食感であったり、見た目であったりに、ちょっと驚きを感じつつ、食べてもらえたのかなっていう感触はありました。「何だろうこれ?もう一回食べたいな」みたいな。盛岡の食材がいっぱい入っていることも伝え続けて、たくさんの人に買ってもらえたらいいなって思います。

これからに向けた新しい構想はありますか?ぜひお聞かせください。

南野:うちの組合員は農家なんですけど、自分たちが作ったお米が、こういう形で世の中に出るというのを目の当たりにするわけですね。ここに買いにくれば、自分が作ったお米が使われているお菓子がある。そういうのは励みになると思います。せっかく立ち上げた商品なので、盛岡の新しいお土産として定着するように我々の方も少し販売でお手伝いしながら、育てていければなと。

似内:自分は盛岡だけ特別という事ではなくて、岩手県全部の食材が魅力的だなって思っています。岩手全体の食材の魅力を伝えることはこれからもやっていきたいですね。今回の連携の形は維持しながら、また新しいお菓子作りにチャレンジしたいと思っています。盛岡にお店を構えているし、手軽に地元の人に手にとってもらえるのかなという部分では、盛岡の食材を使った商品というのは、うちの個性になっていくと思います。

八重樫学さん

八重樫:うちの会社はもともと問屋業ですので仕入れて売るという流れなんですけれども、地元の食材の商品って言うのは、弱い部分だったんですよ。今回こういうプロジェクトをやらせて頂いて、原料を仕入れて、それを加工して、製品化して、食材として提供して、お菓子にしてもらう。そういう流れをもう少し増やしていきたいなと考えています。似内さんが「やる以上は売れるものを、続けられるものを、やらないとだめだ」といつもおっしゃるんですが、自分も同感です。岩手には可能性がある食材がいっぱいあるので、米粉でなくても、ジャムであったり、そういう発信ができればいいなと思っています。

南野:若手の農業者を育てていきたい。新しい人に農業に携わってもらいたいというのが我々の組合の願い。今回のような取り組みが多くの人の目に触れることで、農業に興味関心があって、この分野に携わろうと思う人のきっかけになればと思っています。非常に励みになるしプラスになるので、自分たちが頑張らなければと思います。未来につながっていく話です。

6次化に関するご相談

盛岡市役所 
食と農の連携推進室
美食王国もりおか担当
電話:019-626-2270
E-Mail:
nosei@city.morioka.iwate.jp

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