四季折々の魅力がある薮川地域は、盛岡市街地から国道455号を車で約30分。
キャンプや水遊び、きのこ狩り、「氷の世界」など一年を通してレジャーやイベントを開催し、家族連れやカップルに人気のスポット「まほら岩手」もありますが、自然と触れ合える場所が他にもたくさん。
ゴールデンウィークは桜が見頃を迎えます。新緑は6月から。地域全体が標高700mほどの高地なので、夏も過ごしやすい気候です。アスレチックや自然散策ができる盛岡市外山森林公園は、展望台からの眺めも抜群。寒暖差が大きくなる秋は、鮮やかな紅葉を9月下旬まで見ることができます。そして、冬。年間に3万人ほどが訪れる岩洞湖のワカサギ釣りは、湖面の氷が厚さ15cmになると解禁になります。どこまでも広がる雪原になった湖に色とりどりのテントが並ぶ光景は、地域の風物詩になっています。
湖に厚い氷が張るほど寒さが厳しい薮川は、本州一寒い地域といわれます。夏も気温が低いため稲作には不向きなこの地域で、コメの代わりに育てられていたのがソバでした。現在も、国道沿いには7店ほどのそば屋が営業しています。
中でも「薮川そば」は、自ら畑を耕し、栽培した「自耕自作」のそば粉を使用した数少ないそば屋です。21haの自社農園で丹精込めて育てたソバを石臼で自家製粉。熱湯と冷水を使う「湯ごね」という伝統の製法でつくった手打ちそばはしっかりしたコシや、豊かなソバの香りと味わいが特長です。
人気メニューは「きじそば(税込1050円)」や「まいたけ天ぷらそば(税込1050円)」、「まいたけ天ざる(税込1300円)」。岩手県の県鳥でもあるキジと、独特の香りと食感が特徴的なキノコのマイタケはどちらも古くから薮川地域の特産品です。特に「きじそば」は年越しや結婚式、葬式などハレの日に食べる特別な料理でした。キジの上質な脂と濃い旨味が特長です(現在は法律や提供の関係で、キジもマイタケも飼育・栽培されたものを使用)。
お花見、ハイキング、紅葉狩りにワカサギ釣りなどレジャーの後はぜひ「薮川そば」へ。寒い時期には温かいそばでほっこり、暑い時期には冷たいそばでひんやり。季節や食べ方で多様な魅力を発揮するそばを体感できます。
【施設情報】
薮川そば
岩手県盛岡市薮川外山596
TEL: 019-681-5117
https://www.instagram.com/yabukawa_soba/
乾麺、ゆでそば、生そばは店舗または通販で購入が可能です。賞味期限が短いため、発送は1日で届く地域のみ対応します。
乾麺はクロステラス盛岡「賢治の大地館」、イオンモール盛岡「ふるさと百貨もりおかん」、イオンモール盛岡南「賢治のふうどかん」、イオンスーパーセンター盛岡渋民店でも購入できます
イオンモール盛岡内「ふるさと百貨もりおかん」で乾麺が購入できます。生麺は店舗での直接購入するか、または電話での注文をも受け付けています。賞味期限が短いため、発送は1日で届く地域のみ対応します。