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2023年8月4日

「盛岡りんご」の魅力を広く世界へ発信!学生が商品開発に取り組むプロジェクト!

盛岡特産6品目のひとつである「盛岡りんご」の魅力を広く世界へ発信し、ファンを増やす!ことをテーマに
「岩手県立大学×フェザン×小島製菓×盛岡市」の四者が協働して商品開発に取り組むプロジェクトが始動しました。
これまでの取り組みをご紹介します。

企画考案スタート

商品を考える学生に対し、釜石市の老舗菓子店 小島製菓の菊地社長からの講演を実施。
講義では、主に商品開発におけるマーケティングについてお話していただきました。
学校の授業でマーケティングについての講義を受講している学生もいるようですが、お菓子作りのプロの目線から見たマーケティングはまた違った発見や学びがあったようです。
小島製菓の菊地社長が1人1人の学生の質問やアイデアに対し、とても細やかなアドバイスをしてくださいました。
授業後、学生からは『何を売るかではなく、どう売るかが大切なことがわかった』『ターゲットとなるお客さまの分析の必要性を学べた』などの声があがり、各グループの企画をより実現的に、そして多くの方に盛岡りんごを知っていただくための考え方を学んだ講義となりました。
 

りんご農園見学

商品開発の主役である「盛岡りんご」が育つ場所を実際に見るため、圃場見学へ。大ヶ生地域の朝島観光りんご園さんへお邪魔しました。
見学にはチームごとに代表2名が参加し、約60名の学生が訪れました。当日はりんごの品種について、生産地によって異なるりんごの特徴などのお話をはじめ消費者の方への思いや願いについてお話いただきました。学生は実際の圃場を見学し、直接生産者の方々の生の声を聴くことで盛岡りんごへの愛着を持つことができたようです。
今回の圃場見学にて生産者の方々の盛岡りんごに対する熱い思いを受け、今後のグループ企画に落とし込んでいき、盛岡りんごの魅力を伝えられるような企画にしていきます。
 
 

グループ企画の中間発表

これまで各グループで考えた個性や魅力があふれる企画を限られた時間の中でそれぞれ発表しました。
「盛岡りんご」という1つのテーマから29通りの多種多様な企画が生み出され、どの企画も実際に食べてみたいと思うような商品ばかりでした!
発表された29の企画内容に対し、商品を製造する小島製菓さんからアドバイスをいただきました。各グループへのアドバイスや学生から質問や悩みを投げかけるなどコミュニケーションを取りながら、企画アイデアをより深めることができました。
授業終了後も個別に質問をする学生の姿も。企画に対する熱意を感じました。
 
 

一次審査会

約4ヶ月に渡り作り上げた企画を発表する一次審査会。
2つの教室に分かれて、グループごとにプレゼンをおこないました。試行錯誤のうえ考えられた魅力的な商品であることはもちろん、プロモーション方法にもこだわるなど、どのグループが商品化されてもおかしくないほど素敵な企画ばかりでした。
一次審査会を通過するのはどこのチームになるのでしょうか…!
 

最終審査会

いよいよ待ちに待った最終審査会。
今回の最終審査会では、一次審査会を通過した6チームが発表をおこないました。

チームNo.12『推し盛岡りんごをみつけよう!』
チームNo.15『盛岡りんごを広めたい!』
チームNo.17『小説 #盛岡りんごを知らない君へ』
チームNo.22『啄木が恋した林檎』
チームNo.24『おあげんせ!バタリンゴ~盛岡りんごを広めよう~』
チームNo.29『あなたがこの子の名付け親!?ユーザー参加型林檎大福』

どのグループ企画も店頭に並んでいたら買いたい!と思う魅力的な商品で、実際に告知用の動画を作成するグループや商品・パッケージを自分達で作るグループなど熱量のこもった最終審査会となりました。
  

そして審査の結果、ナイスマーケティング賞・グットアイディア賞・最優秀賞3グループが選出されました。

ナイスマーケティング賞 チームNo.17『小説 #盛岡りんごを知らない君へ』
グットアイディア賞   チームNo15『盛岡りんごを広めたい!』

そして最優秀賞に選ばれたのは・・・
チームNo.22『啄木が恋した林檎』でした!

最優秀賞に選ばれたグループの企画案は商品化を目指し、学生有志を募って結成した「盛岡りんご応援隊」と共に活動をおこないます。
この商品はりんごの形のクラッカーに付属のりんごジャム、クリームチーズと共に召し上がっていただくのが特徴的です。商品名にも入っている「啄木」は、盛岡出身の石川啄木が恋した女性の実家がりんご農家でその女性を思って詠んだ句から由来しています。今回のテーマである盛岡りんごと上手くマッチしていて、商品として実現されるのが待ち遠しいですね。
今後は、盛岡りんご応援隊が主体となって活動を続けていきます。

ぜひ、今後の活動にご注目ください!

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