朝晩が冷え込み、岩手山も雪をかぶり始めた11月。
今回は自分たちで育てた‟そばの実”に、じっくりじっくり向き合う回となりました。
収穫・脱穀から1か月が経ちました。その間にそばの実はすっかり乾燥していました!
「あの日は大変だったねー」と、研修室で写真パネルを眺めて思い出します。
本日はスペシャルゲスト、きのこ王子こと髙橋久祐さんにお越しいただきました。
昨年まで外山森林公園にてそば作りに携わっていた久祐さんに、専門的なそばの話をお聞きしていきます。
まずは外での作業です!
今の段階では、枝や殻、土など、そばの実以外のものが沢山ある状態なので篩(ふるい)や箕(み)で選別していきます。
篩にかけるとゴミが残り……、実だけが落ちていきます。
箕は、ゆすっていくと軽いものと重いものが分かれていきます。肩の運動に良いという噂も?(事務局調べ)
紅葉の姫神山が見えるロケーションでの農作業は気持ちが良いですね!
お世話になっている温泉ジェラートさんから特別にお借りした唐箕(とうみ)も実際に使用してみました!
上から選別前のものを入れ、ハンドルを回して風を起こすと、重たい実だけが手前に落ちて、ゴミは風に飛ばされていきます。
そして、落ちてきたものがこちらです!
すっかり重たい実ばかりのように見えますね。昔の人の知恵と技術はすごいですね!
外での作業が終わり、研修室に戻ったら今度はそばの実を仕分けしていきます。
黒い殻が付いたままの実と、殻が向けた白い実に分けていく地道な作業です。
「自分たちでまいた種に触れていると考えると、愛着湧いてきますよね。」と、久祐さん。
大人も子どもも、それぞれのやり方で、作業に没頭していました。
作業中には髙橋久祐さんのトークも。
自身のそばづくり体験や、そばの粉の配合、そばの乾麵の話なんかも。
皆さん作業の手はとめないままでしたが、ひとつひとつの話題に驚きの声が上がり、質問がなされたりと興味津々でした。
最後は集合写真をパシャリ。
仕分けたそばの実はお持ち帰りです。
ご飯と炊きこむ、炒ってそば茶、スープやサラダ、お菓子にも……どうやって食べましょうね!
それだけじゃなく、さらにもう一袋、宿題のそばの実もプレゼント♪
おうちで温まって、ゆっくりテレビを見ながら、なんていうのもいいですね。
さあ、これらのそばの実はそば粉にして、最後はお待ちかねのきりせんしょづくりです!
楽しみですね!
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アンケートより
・わけて、わけて……とても大変であることが改めて身をもってわかった。
・とても興味深かったです。もっと(髙橋久祐さんの)お話聞きたかったです。外山のおそばを食べたくなりました。
→髙橋久祐さんのおそばやきのこの話はコチラから(畑と食のまちなか楽会:テーマ「きのこ」)
・昔の道具を使っての作業が楽しかったです。子どもはふるいで選別するのが楽しかったようです。
・とうみを見るのもさわるのも初めてだったのでとてもいい経験になりました。
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畑で遊ぼう!ホリデーファーム(種まき・収穫・そばの実づくり・きりせんしょ)HOLIDAY FARM (全4回)
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