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2021年8月31日

【開催レポート】畑のお手伝いプロジェクト いわて若江農園トマトコース

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暑さが本格的になりはじめた7月中旬。≪畑のお手伝いプロジェクト≫が開催されました。
*畑のお手伝いプロジェクト・・・農業初心者でも気軽に参加できる、生産農家さんのお手伝いプログラムで、今年で3年目になります

この日は、「スマート農業」でトマトの栽培を行う「いわて若江農園」さんに、盛岡市内からお二人に参加いただきました。
若江さんからレクチャーを受けて、早速お手伝いスタートです。


まずはミニトマトの収穫から。摘み取りの判断基準は色。
「赤くて、美味しそうと思ったら摘み取っていいよ」
トマトの枝が「く」の字に折れているところをぽきっと折ると、へたがついたまま綺麗に採れます。

作業は、従業員さんと二人一組です。
慣れないうちは色の判断や、摘み取り方で少し戸惑いましたが、次第にスピードも上がっていきました。
よしよし、とお隣のプロに目を向けると「えー!」 熟練の技を駆使して、驚くような速さで摘み取っていました。すごい…!


台車にかごを載せて移動しながら、かごにトマトを入れていきます。
通路の半ばくらいには、かご一つ分がいっぱいになってしまうくらいにたくさん実っていました。

「そろそろ休憩ですよー。」との声が。
作業に集中しているとあっという間です。
ハウスの中は暑くなりがちなので、休憩をとることも忘れずに。この時以外にもこまめに水分補給をしていました。


トマトの摘み取り作業が終わりました。
ハウス1棟でなんと、9ケース分のトマトです!
収穫作業は、1日おきとのこと。そのたびにこの量が採れるんですね。

収穫したトマトは、機械に乗せて大きさごとに選別。
コロコロコロコロ…と転がりながら、奥へ奥へと運ばれていくトマトを見ていると、なぜだか「がんばれ!」と応援したくなってしまいます。(笑)

ここからはパック詰め作業のお手伝い。
「お客様に手に取ってもらえるように」
キズががないかを確認しつつ、汚れも拭き取っていきます。


パック詰め作業もひと段落となり、施設見学へ。


こちらはひときわ大きなハウスの中。
ここでは、秋冬を通して美味しいトマトが採れるよう、システムを管理しているとのこと。


年間通し、市場や飲食店に安定供給できるしくみが整っていて、興味深く見学しました。


スマート農業ならではの苦労もあるそうで、それらを惜しむことなく話してくださりました。
こうして直接生産者さんのお話が聞けるのも、「畑のお手伝いプロジェクト」の醍醐味です。


また、どうしてトマトなのか、海外の農業事情など、興味深い話もたっぷり聞くことができました。
帰りにはお土産をいただいて、この日の「畑のお手伝いプロジェクト」は終了となりました。

お手伝いが始まって最初のうち、トマトを摘み取ってよいかどうかで悩んでいると、
「大丈夫。私たちも採ってから、まだだったね、みたいなこともあるから。」
と声をかけてもらいました。

「畑のお手伝いプロジェクト」は、農家の皆さんがとても優しく接してくださることもあり、初心者の方でも気軽に農家さんのお手伝いができるプログラムです。
時期に合わせて、様々な作物、生産者さんの元でのお手伝いを企画していますので、チェックしてみてください。
皆様のご参加をお待ちしております!

(撮影:LITERS  菅原茉莉)

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