【第6回】・・・実施しました(当日の様子を下に掲載しております。)
「美食王国もりおか」ファンクラブがお送りする『畑と食のまちなか楽会』
農業や食の世界を楽しく語らい学ぶミニサロン。
お仕事帰り、気軽に畑や食を盛り上げる人たちのお話を聞きに来ませんか?
8月から2月までの7か月間、毎月第一週に街中のカフェなどにゲストをお招きします。
年始に行われる第六回のテーマは、<醗酵>
浅沼醤油店 浅沼宏一さんをゲストに、
地元の食材を活用した<醗酵>について、たくさん醸(かも)していただきます。
会場は 開運橋にほど近い、盛岡市大通のpono books & time (ポノブックス&タイム)
◎ゆったりとくつろぎながらのオフライン参加のほか、後日ポッドキャストでも配信予定です♪
⇒リンク先をページ下部に掲載いたしました。ぜひ、お聴きください!
大正3年に創業した浅沼醤油さん。
毎日の食卓に欠かせない調味料を作り続けています。
平成21年には、紺屋町に直営店「食楽日和」を構え、より身近に感じられる存在となりました。
「エゴマ醤油」、「北国の果実酢シリーズ」、「わかさぎ魚醤」などなど
地元食材を用いた調味料や六次化品も数多く開発されている浅沼醤油さん。
どんなお話になるのか当日が楽しみですね。
会場は、カラフルでポップな店内がワクワクする pono books & time さん。
第1回のまちなか楽会ではきのこをテーマに、菌床へと姿を変えた店内は、
今回の<醗酵>をテーマにどう姿を変えるのでしょうか。
大通りから開運橋・盛岡駅方面に向かう、お仕事帰りにちょうど良いロケーションです。
募集要項 【第6回】
《日 程》 1月7日(木) 19:00~20:30(18:45 受付開始)
《場 所》 pono books & time (盛岡市大通3丁目7−9 東北堂ビル 2階)
《定 員》 8名様
申込多数の場合は抽選となります。
《参加費》 無料(ドリンク代等は実費ご負担ください)
《申込方法》専用受付フォームよりお申し込みください
《申込期間》12/18(金) 10:00~1/3(日)(※12/26~1/3の期間にご連絡をいただいた方へのご返信は、1/4になる場合がございます。)
こちらのイベントはお申込みを終了いたしました。たくさんのお申込みをありがとうございました。
レポート
お仕事帰りや学校帰りに、盛岡の農業や食の世界を楽しく語らい学ぶミニサロン「畑と食のまちなか楽会」
新年早々の開催となった、第6回のゲストは「浅沼醤油店」の浅沼宏一さん。
会場は、第一回の会場でもあった、本屋・コワーキングスペースのpono books & time さんです。
大寒波の到来で雪が積もり、風も強く吹く中、暖かく迎えていただきました。
開会してすぐ、まずは実演で醤油を絞っていきます。
コーヒーフィルターを通過して、ぽとりぽとりと滴る醤油の様子を眺めながら、浅沼さんのお話に耳を傾けます。
浅沼醤油店の歴史のお話を伺います。
醤油の価格の変動の話、「実はしょうゆ一升が散髪代と同じくらいだった」とのことで。
いかに良い品質のお醤油が、安価になったのかということが分かります。
こちらは、参加者に配布された浅沼醬油店のリーフレットです。
浅沼醤油店さんの、変わらない思いと、時代の変化に合わせた挑戦の物語が綴られています。
その挑戦の一つには、岩手食材を使った発酵食品の開発も。
2020年に開発されたサンファームさんとの6次化商品「北国のブラックベリー酢」などがあります。
前に並んだ小瓶には、「しじみ」や「牛醤」などの文字が見えます!
さまざまなものを「醗酵」させてみたものだそうです。
そもそも「醗酵」とはなんなのか、「腐敗」とはどう違うのか、答えはPodcastにてお聞きいただけます。
そうこうしているうちにが醤油が溜まっていきます。
「日本の空港に着いたら醤油の匂いがした」という例に挙げられる「醤油の香り」ですが、
実はとても複雑な香りの成分が混ざり合っているのだそうです。
そして休憩時間には、これらを実際にテイスティングしてみます。
いろんな食材に合う、自由自在の醤油が作れたらいいと語る浅沼さん。
そうすれば、他の蔵元と潰し合うことなく、共存も可能になる。
当然、自分たちも岩手県産の丸大豆でいい醬油を作りたいという思いはあるけれども、それは他の蔵元に作ってもらう。
こうしたらよいのではという情報は共有し合って、良いものを作り、一緒にその喜びをシェア出来たら良い仕事になるのではないか、と。
微生物が作る「醗酵」という共生の世界を、人間の世界でも作れたら、という浅沼さんの思いがうかがえました。
その後もたっぷり、「醗酵」の魅力、役割についてのお話をいただきました。
醗酵の小宇宙、醗酵を使って発展してきた人類…
あっと言う間に時間が過ぎました!
会の終了後にも、お客様からたくさん質問をいただき、ひとつひとつ丁寧にご回答いただきました。
浅沼宏一さん、本当にありがとうございました!
(撮影:LITERS 菅原茉莉)