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2020年2月28日

【レポート】Food&Agri ジョイントミーティング

生産者・事業者・消費者が一緒にこれからの盛岡の食と農について考えようと実施した「Food&Agri ジョイントミーティング」
生産者さんや事業者の方々、一般の方、学生の方々など、総勢91名様にご参加いただきました。

当日の様子の一部をご紹介します。

開場と同時に会場内では6次化に取り組む事業者さんや美食パートナーズ、美味いもんアンバサダー認定店など、各事業者さんの出店ブースが並びます。
さっそく購入される方も多数いらっしゃいました!


試食をおススメしながら商品の紹介をして参加者のみなさんへピーアール。


司会は、エフエム岩手の夕刊ラジオで放送されたミニコーナー(19年8月~20年2月放送)「美食王国もりおかへようこそ」のパーソナリティー 阿部沙織アナです。
コーナー担当ということもあり、阿部アナの盛岡産食材や生産者さんの知識は事務局並み。参加者の中には、「ラジオでイベントの話を聴いて来ました。」という方も。


第一部の最初に今年度の取り組みについてファンクラブ事務局より報告いたしました。


報告後に他地域の事例紹介として、(一社)イシノマキ・ファームの企画コーディネーター 加納さんより講演いただきました。


加納さんは、愛知県出身。震災ボランティアをきっかけに、石巻に関わることに。現在は石巻市と豊田市の二拠点生活でそれぞれの地域で活動されています。

ホップ栽培からの地ビールづくりやマルシェ・ワークショップの開催、古民家を再生し拠点として活用、そこから農泊やお試し移住、就農・農業体験など、生産者さんだけでなく、地元の人たちも巻き込みながらの取り組みをご紹介いただきました。

講演終了後は参加者のみなさんからの質疑応答タイム。「地域の人の巻き込み方は?難しくないですか?」との質問には「できないこと、わからないことは素直に言って、お願いする、頼ること。そうすると助けてくれます。手伝ってもらう余白を残すことが必要だと思います。」との回答でした。


第二部は、今年度実施した「畑のお手伝いプロジェクト」をテーマにし、受け入れ生産者さんに登場いただいてのトークです。


いわて若江農園の若江さんには、ご自身が新規就農するきっかけとなった長野県での農業体験のお話や現在行っている研修受け入れのお話もしていただきました。
お手伝いプロジェクトでの「トマトの栽培のコツを知りたくて来た、という方もいましたね。」といったエピソードの紹介も。


砂子沢アロニア生産組合からは組合長の下村さんに登壇いただきました。高齢化が進む地域の現状や「初めての取り組みに、どうやってみなさんを受入れおもてなしすればよいか、みんな不安だった。」というお話も。
実際に受け入れてみて「本当に助かった。お手伝いだけではなく、気軽に来てもらいたい。オーナー制度みたいなやり方も考えたい。」とのお話をいただきました。

若江さんにも下村さんにも、今後のお手伝いプロジェクトに「協力します」とご賛同いただけたので、「やってみたい!」という方は次回のご案内をお楽しみに…


第二部は研修会・情報交換会ということで事業者・関係者の方々で実施しました。


7事業者のみなさんがそれぞれの取り組みや商品についてプレゼン、どのブースでも質問が飛び交っていました。

学生のみなさんはプレゼン内容を一生懸命にメモ。熱心な姿が印象的でした。

最後は事業者さんとだけではなく、参加者のみなさんの間でも名刺交換をしながら情報交換、大いに盛り上がっていたようでした。
「時間が足りない!」という声も聞こえる中、名残り惜しくも第二部終了の時間に。
みなさんそれぞれ新しいつながりができたようなので、今後、ここで出会ったみなさんで連携した新たな企画や商品が生まれるかもしれません。楽しみですね。

‟生産者・事業者・消費者が一緒に考える”を大きなテーマとした今回の企画。
ご参加いただいたみなさんそれぞれの立場で、「自分にできることは?」「こんなことがあればいい。」「こんなことをしてみたい。」など、今後の盛岡の食と農について考えるきっかけになったのではないかと思います。
関わってくださる人が増えていけば、できることも増えていくと思います。
次年度もぜひ一緒に美食王国もりおかを盛り上げていただければ幸いです!

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

 

【参加者アンケートより】

《第一部について》
・設立と運営の話があって良かった。農業の可能性を感じたが、実践し経営してくことは大変であると思いました。
・各々いろいろな取り組みをされていて農業もアイディアで展開が広がることがわかりました。
・イキイキとしたお話を伺うことができて大変勉強になりました。自分も何かやってみたい!と思いました。
・今考えていることをもっと具体的に想像できる時間になりました。
・自社の未来に活かしたくなる内容がたくさんありました。
・初めて知る事ばかりでとても勉強になりました。食べる側の向こう側にどのような苦労があるのか、経験が無いからこそ興味が湧きました。
 私たち学生にとって進路決めにとても参考になりました。
・盛岡の食材をもっと知りたくなった。いろいろな発信の仕方が勉強になりました。
・テーマトークは楽しかった。ぜひお手伝いプロジェクトに参加したい。
・お手伝いプロジェクトが次回もあるなら参加したい。
 これからは6次化商品も重要視されていくと思うので、まずはいろいろな加工品を食べてみたい。今回の出店はよかった。

《第二部について》
・実際にお話をすると、皆さんの意欲の反面、困っている分も伺え、相互協力できれば良いなと思いました。
・生産者さんの育て方や商品の作り方、アイディア出しなど、生の声を直接聞けることはなかなかないのでありがたいと思いました。
・生産者の話は興味深かった。生産に関する苦労話も聞きたいと思いました。
・実際に試食し、盛岡にこんなにおいしい料理があることに驚きました。
・どれもおいしくて、盛岡はいいところだー!!とあらためて思いました。


 

生産者・事業者・消費者が一緒に盛岡のこれからの食と農について考える

Food&Agri ジョイントミーティング

春から、よりたくさんの方々に、盛岡の食と農について興味関心を持ってもらいたい!と、生産者や事業者のみなさんに協力していただきながら、さまざまな取り組みをしてきました。
ジョイントミーティングでは、他地域の取り組みを聞いたり、美食王国もりおかのこれまでの振り返りをしながら、今後どんなことができるのかをみんなで考えたいと思います。

会場では盛岡産食材を使った6次化商品の出店販売もあります。お菓子や飲み物を片手に気軽に聴講ください。

【イベント概要】

第一部では、これまでの美食王国もりおかの取組の振り返りと、石巻市で地域と連携しながら体験や就農支援に取り組む(一社)イシノマキ・ファームの事例紹介を行います。
また、「畑のお手伝いプロジェクト」について、受け入れ先農家のみなさんと一緒に振り返ります。
第二部では、生産者・事業者等の関係者の情報交換会・研修会を実施します。

日時 / 2020年2月19日(水) 14:00~16:45(開場13:40)
     第1部14:00~15:50 《第2部》16:00~16:45 (関係者のみ)

会場 / エスポワールいわて2F大ホール (盛岡市中央通1丁目1-38)

定員 / 第1部 60名様 生産者・事業者(飲食・流通など)/食と農に興味のある方・一般
    (第2部は生産者・事業者など関係者のみとなります)

参加費 / 無料(事前申込要)

 

スケジュール

《第1部》14:00~15:50 

1) 「美食王国もりおか」 2019-2020レポート

2) 地域連携事例紹介
  『〜 みて ふれて じぶんごとに 〜古民家・休耕地を活用した体験・就農 農と循環する地域を目指して』

  (一社) イシノマキ・ファーム  企画コーディネーター 加納 実久 氏
  宮城県石巻市で「農を通して地域、社会、そして自然とつながる」をコンセプトに、地域と連携しながら就農支援や農業体験、古民家を活用してのファームステイなどに取り組む。

3) テーマトーク 
  『畑のお手伝いプロジェクトから』

  「トマト/りんご/アロニア 畑のお手伝いプロジェクト」取組発表
   受け入れ先農家のみなさんと振り返ります

  (有)いわて若江農園 代表取締役 若江 俊英 氏
  砂子沢アロニア生産組合 組合長 下村 隆光 氏

《第2部》16:00~16:45 (関係者のみ) 
   情報交換会/研修会 

《主催》 盛岡市農林部食と農の連携推進室 
《後援》 盛岡市グリーン・ツーリズム推進協議会
本事業は盛岡市「もりおか食と農バリューアップ推進事業」の委託事業です

 

 

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