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2024年10月16日

元鍼灸師が未経験からスタートしたワインづくり【KOTOワイン盛岡】

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未経験からスタートしたワインづくり りんご畑でぶどう栽培を 

黒川、乙部、手代森、大々生(おおがゆう)の頭文字をとって名付けられた「KOTOワイン盛岡」。お店から車で5分圏内にある5つの畑から採れた、10種類のぶどうでワインを製造しています。 

ぶどうの栽培に使われている畑は、もともとりんご畑だった場所。このエリアでは、りんご農家さんの撤退が相次ぎ、農業面の危機感を覚えた千尋さんの母・ひさ子さんが地域の中小企業さんを集めて、この状態をなんとか脱却しようと何度も会議を重ねました。 

そこでスタートしたのが、りんご畑を生かしたぶどう栽培とワイナリー運営のプロジェクトでした。果物栽培に欠かせないのは太陽の光。黒川、乙部、手代森、大々生エリアは、山の斜面に沿って畑や農場が点在している、のどかで美しいまちで土壌的にもぶどう栽培は適しているといいます。先導者であったひさ子さんは65歳ということもあり、事業が本格化するタイミングで、千尋さんに相談。千尋さんは母の想いをつなぐ形で、5年勤めた鍼灸師職場を退職。当時は異業種への転職に迷いや不安はなかったのか尋ねると「新しいことを覚えるのは好きなほうだし、楽しそうだったから」とポジティブに笑ってみせてくれました。

紫波のフルーツパークで修行をしたのち、ワイン栽培がスタートしたのです。 

ぶどうの栽培や収穫は、「めだかの園」(就労継続支援B型事業所)と連携し、農園での草取りや剪定後の枝拾い、仕込みや洗浄、瓶詰めなど、多くの工程をお手伝いしていただいています。福祉と農業のコラボレーションで運営されるワイナリーとしても注目されています。 

 

お酒を飲まないオーナーが作り出した「飲みやすいワイン」 

KOTOワインは、2023年の12月にオープン。昨年採れたぶどうを使った5種類のワインのうち2種類はすでに完売。事業を応援してくださった方々にお礼として配ったり、お客様が購入に来られたりと、KOTOドルチェ とKOTOペティアンはすぐに在庫がなくなってしまいました。 

もともと千尋さんは普段からお酒をあまり飲まないタイプ。その感覚を生かして「飲みやすいワイン」の研究を重ね、開発。日頃からあまりワインを飲まない方向けには、フルーティーで風味豊か、アルコール度数が低めの甘口ワインを。ワインを飲まれる方向けには、渋みや酸味、苦味も残した辛口ワインやロゼを製造しました。 

 

【商品紹介】

KOTOワイン マスカットロゼ

“マスカット・ベリーA”と“シャインマスカット”のロゼワイン。いちごの香りと果実味に溢れたテイストとのことで、こちらを購入して試飲してみました。ワインを口にする前にふわっといちごの香りが鼻先をくすぐり、ちょっぴり感動。私はピザに合わせて飲みましたが、ほどよい辛さをあるので、こってりした食事との相性◎。 

 

KOTOワイン マスカット・ベリーA 

いちごの香りがするビターな味わいの辛口赤ワイン。ほのかに感じる甘味、渋みのバランスがよく、軽やかな仕上がりに。

 

KOTOワイン リースニング・リオン

グレープフルーツのような爽やかな酸味と、ほんのりとした苦味のある辛口白ワイン。

 

KOTOワインの購入場所は4ヶ所。KOTOワイン盛岡と、フレッシュたもり(乙部店・ナックス店、空港店)で手に入れることができます。ぜひお試しください。

 

【店舗情報】
KOTOワイン盛岡 
岩手県盛岡市乙部30-17-1 

電話番号:019-658-8485
営業時間:10時00分〜15時00分 
定休日:土・日・祝
アクセス・駐車場等:駐車場完備
※農園にいる場合がございますので、ご確認の上、お越しください。

公式サイト(https://koto-wine.com/ )

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この記事を取材したライター

松浦 奈々

松浦 奈々

松浦 奈々が書いた記事はこちら

盛岡市在住。青森県八戸市出身。砂利道を運転した母が破水したことにより、1ヶ月早く生まれる。名前の由来はラッキーセブンの7。

好きな食べ物は冷麺。趣味はフィルムカメラ、純喫茶巡り。広告業界の営業を7年したのち、ライターへ転身。青森や岩手など、育った街を中心に活動中。

取材ライティングやフォトエッセイ、コピーライティングなどを担当。人のお話を聴くのが好きで、人オタクだと自負している。

盛岡市在住。青森県八戸市出身。砂利道を運転した母が破水したことにより、1ヶ月早く生まれる。名前の由来はラッキーセブンの7。

好きな食べ物は冷麺。趣味はフィルムカメラ、純喫茶巡り。広告業界の営業を7年したのち、ライターへ転身。青森や岩手など、育った街を中心に活動中。

取材ライティングやフォトエッセイ、コピーライティングなどを担当。人のお話を聴くのが好きで、人オタクだと自負している。

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