盛岡りんごの代表品種
市内の圃場では早生種から晩生種まで満遍なく栽培されており、
品種はなんと約40種。
数ある品種の中から、盛岡りんご推進協議会が選んだ
「盛岡りんご」の代表6品種を紹介します。
盛岡りんごの代表品種のチャート表

早生種
さんさ
「さんさ」は、果樹試験場盛岡支場(現在の東北農業研究センター)で登録されたりんごです。夏に成熟することから、盛岡市の夏を代表する祭り「盛岡さんさ踊り」を連想して名付けられました。
さんさ太鼓の腹帯のような鮮やかな紅色と、やや小ぶりなサイズのかわいい見た目が特長です。
果肉は白っぽく、硬くしまっています。早生品種の中では食味が優れており、果汁が多く、甘みと酸味の調和がとれたりんごです。
紅いわて
「紅いわて」は、岩手県農業研究センターが育成した岩手県オリジナルの品種です。岩手県オリジナルの品種としては、初めての「紅い」りんごで、その真っ赤な色合いが名前の由来です。
形はふっくらと丸く、名前のとおりの濃い紅色が特長です。早生種の収穫から中生種の収穫までの間をつなぐ優良品種として開発され、この時期に作られる品種の中では食味が優れています。
果肉は固くパリッとした歯ごたえで、果汁が多く、強い甘味と適度な酸味のりんごです。
中生種
ジョナゴールド
「ジョナゴールド」は、アメリカで育成され親であるゴールデンデリシャスとジョナサン(和名:紅玉)が名前の由来です。
スーパーでもよく見かける品種で、国内では岩手県と青森県が一大産地です。
ツヤのあるピンクがかった赤色で、完熟すると表面のテカリが強く出るのが特長です。
果肉はきめ細やかでやや酸味が強く、生食やスムージーなどの材料にも適しています。
もりのかがやき
「もりのかがやき」は、果樹試験場盛岡支場(現在の東北農業研究センター)で登録され、黄色い果実が太陽の光を浴びてきらきらと輝くイメージから名付けられました。
黄色の中生種で、盛岡地域の気象や土地条件に適したりんごの数が少なかったことから開発されました。見た目は黄色ですが赤いりんご同士をかけあわせて作られています。
大玉で、黄色くなめらかな表面が美しいのが特長です。
果肉は黄白色で、歯触りが良く果汁が多くてみずみずしいです。糖度が高く酸味が弱いためとても甘く感じます。
晩生種
ふじ
サンふじ
「ふじ」は、世界で一番生産されている品種です。昭和14年、青森県藤崎町にあった農林省園芸試験場東北支場において、「国光」と「デリシャス」の交配により生まれた苗木の中から、最も優れたりんごを実らせた1本の木が「ふじ」の原木となりました。現在は試験場の移転統合とともに、その原木も盛岡市にあります。
果肉は硬めでシャキっとした歯触りです。蜜も入りやすく、香り、甘味と酸味のバランスがとれた、これぞ「りんご」という王道の味です。袋をかけずに栽培する「サンふじ」は、日光を多く浴びる分、甘味が強いのが特長です。
はるか
「はるか」は岩手大学農学部の横田清名誉教授が平成14年に品種登録した比較的新しい品種で、横田名誉教授のお孫さんの名前が由来です。全国で流通している「はるか」の7割は岩手県内で生産されており、希少で高級な品種です。
外観はつるりとした淡い黄色で、やや円錐形なのが特長です。
果肉は固くパリッとした歯ごたえで、国内で流通する品種の中ではトップクラスに甘味が強く、蜜が入りやすいりんごです。